トホタキ ~滝壺男はビールクズ

徒歩と公共交通機関で巡る日本の滝100選

【滝百選】吹割の滝 訪問記録① ~○○のナイアガラの真偽や如何に

何ともなしに始めた滝巡りも、8月の夏休みシーズンが終わって一区切り。青春18きっぷが1日分余っていたので、最後にもう一つ訪問しようかと計画してみることにしました。夏の18きっぷの使用期限は9/10までだから、ちょっと気を抜くとあっという間に期限切れなっちゃうので注意ですね。
当時は、滝百選の全容というか、どこにどんな滝があるのかを全く把握できていなかったけど、日帰り圏内かつJRで行けそうな場所として、関東圏で探してみることに。がっつりネットで情報を漁ってしまうと、実物を見たときの感動が薄れるような気がするのでそこそこ気を遣うのですが、何やら吹割の滝というのが面白い形状をしているらしいことが分かり、決め手にするには十分だろう、ということで早々にそこに決定。

下調べ

  • 東洋のナイアガラと呼ばれているらしい
  • 群馬にあり、電車とバスを乗り継いでいく
  • 袋田や華厳みたいな、ガチの観光地ではなさそう

東洋のナイアガラとは、ずいぶんと大層な評価では??というのが当時の第一印象。滝にわかの自分でも本家ナイアガラの滝は流石に知ってるぞ、おそらく世界で一番有名な大滝だ。まさかあのスケールの滝ではあるまいな、ということで過度の期待はしないものの、何かしら似通う所があるんだろうと楽しみにしておきます。
今になって改めて吹割の滝のことを調べてみたら、群馬では割と有名な観光スポットらしいですね。群馬県を観光するのは始めて…というかまともに訪問したこともないんだけど、まさか滝巡りが最初になるとは。草津温泉や富岡製紙場なんかは代表格だけれど、個人的にはMOTHER2どせいさんの台詞の印象が強い。ネットでもネタにされがちな印象だし。でも、群馬県は滝百選を3つ有する滝界隈では中堅どころ(?)なので、これから何度も訪れることになるのでした。

距離だけで言えば、前回の華厳の滝と結構近い

滝までの道のり

いつも通り池袋駅を出発、今回は高崎駅を目指して進み、その先にある沼田駅が目的地。駅からは、滝のすぐ近くまでバスが通っているようで、アクセスは全く心配無さそう。ただし、前回の日光とは違ってバスの本数が少なさそうだし、かといって袋田のときのように徒歩で向かえる距離ではないので、電車との接続を意識したバス乗り換えをする必要あり。バス時刻表はしっかりチェックしておきましょう。まぁほとんどの場合は、電車の到着にあわせてバスが出るようにダイヤ調整されているから、駅で長時間待ちぼうけを喰らうことはないです。

参考いろいろ

沼田・昭和村・たんばら・老神・猿ヶ京温泉|関越交通株式会社【公式】群馬県の貸切・高速・乗合バス、タクシー

出発~滝入口まで

当然のように今回も始発。池袋駅の朝5時の電車に間に合うように、起床は4時30分ころ。夏とは言えさすがに空は真っ暗だけど、電車に揺られながら夜明けを迎えるのは何とも旅っぽくて好き。しかし、厚い雲がかかっていて日の出を見ることは叶わず、どんよりとした空と空気の中での旅の始まりとなりました。前回の華厳の滝もそうだったけど、このころは天気が悪い時期が続いていたみたいです。また昼にかけて天気が良くなることを期待して、ひたすら電車に揺られて3時間。
滝の最寄り駅である沼田駅に着いたのは、8時少し前。滝へ向かうバスは8:02出発と、もたもたしてると置いていかれそうで意外とシビア。駅によっては、バスターミナルがデカすぎて乗りたいバスの乗車場の場所がなかなか見つけられなかったり、逆にど田舎の無人駅だとバス停が駅から離れていて分かり難い場所にあって迷ったりと、初見の駅でのバス乗り換えは普通に難易度高いというのが滝巡りを始めて知ったことです。でも、この沼田駅はまさに田舎町の中心駅といった程よい大きさと見通しの良さがあり、まったく労せずに目当てのバスに乗れました。良かった。まぁ仮に乗り過ごしても、次のバスは40分後くらいだったので、充分リカバリは効いたんだけどね。日に2本しかない路線バスとかだと完全アウトだけども。


これは帰りに撮った沼田駅。帰り際にはすっかり良い天気になっていました

バスの乗車時間は約45分。仮眠するには絶妙な時間帯。吹割の滝は終点じゃないので、もし降り過ごしたら大惨事。寝るにしても寝ないにしても、到着予想時刻の少し前にスマホのアラーム(バイブ)をセットしておくと、精神的に安心できます。こういうとき、友人を頼れない一人旅の孤独さを感じますが、でも他人を当てにして互いにポカやらかして共倒れすることもあるので、どっちもどっちか。自分一人でしっかりタイムマネジメントできる能力がソロ旅には必要です。

【滝百選】華厳の滝 訪問記録③ ~滝旅データ

100taki.hatenablog.com 前回の続き。各種情報のまとめ。

旅の記録

  • 訪問日:2014年8月
  • 天気:雨~曇り
  • 気温:平均19℃、最高15℃

訪問ルート

①【電車】JR池袋駅~JR宇都宮駅~JR日光駅

②【バス】日光駅中禅寺温泉

③【徒歩】中禅寺温泉華厳の滝エレベータ

行程表

日光東照宮も行きたいなら帰りが遅くなるね

チェックポイント 場所 通過時刻 移動手段 補足
往路 自宅最寄駅 池袋駅 6:30 -
主要駅 宇都宮駅 8:18 電車
滝最寄駅 日光駅 9:08 電車
滝最寄バス停 中禅寺湖(バス停) 10:20 バス
滝入口 華厳の滝エレベータ 10:30 徒歩
華厳の滝 10:40 徒歩
復路 華厳の滝 11:00 徒歩
滝入口 華厳の滝エレベータ 11:05 徒歩
周辺散策 中禅寺とか湖とか 11:15 徒歩 ランチはここで
滝最寄バス停 中禅寺湖(バス停) 13:20 バス
滝最寄駅 日光駅 14:20 電車
主要駅 宇都宮駅 15:01 電車
自宅最寄駅 池袋駅 17:07 電車

総移動距離

ほんと歩く必要がない

手段 区間 距離 総時間 補足
電車 自宅最寄駅~滝最寄駅 284km 5.5時間 乗換待ち時間を含む
バス 滝最寄駅~滝最寄バス停 40km 1.5時間
徒歩 滝最寄バス停~滝まで、周辺散策 3km 30分

実費

合計7400円くらい。バス代が結構響く

用途 金額 補足
電車 2300円 青春18きっぷ無しなら5280円
バス 2500円   
施設利用 570円 滝の入場料
ランチ 1500円 そば、イワナ、ビールとか
軽食・ドリンク 500円

滝データ

№23・華厳の滝

  • 所在地:関東・栃木県、日光市
  • 大きさ:長さ97m、幅7m
  • 滝見場所:観瀑台から
  • 滝壺:行けない

詳細はこの辺
華厳滝 - Wikipedia
華厳滝エレベーター – 華厳滝の壮大さは観瀑台に立った時に初めて、感嘆の声と共に 実感されるでしょう
華厳ノ滝|体験・観光スポット |【公式】日光市の観光サイト 日光旅ナビ

滝の魅力

ロケーションは完璧、でももう少し近寄りたい。観光地化の弊害か

観点 個人的評価 ひとこと
インパク ★★★★★ 圧巻の水量と激しさ
清涼感 ★★★ 滝までの距離がもう少し近ければ
秘境度 ★★★ 岩壁に囲まれた空間も素敵

滝までの道のり

この至れり尽くせり感は百選最高峰

観点 評価 ひとこと
訪問難易度 ★     電車とバスの乗り継ぎと時間がかかる
・滝までの距離 エレベータに乗ってちょっと歩くだけ
・勾配 なかったはず
・道の荒れ具合 舗装100%
・命の危険 - ケガのしようがない

施設

観瀑台に店があるのはここくらい

施設 最後にある場所 ひとこと
トイレ 観瀑台 にあった気がする
自販機 滝入口周辺 観瀑台のとこにもあったかも
売店 観瀑台 売店というか土産屋か
食事処 滝入口周辺 すいとん湯葉コロッケが有名らしいよ

総評

滝そのものの魅力は、間違いなく百選上位。 でも個人的には、日光という一大観光地の一部に収まっていて、滝単体での素晴らしさやありがたみが薄まっている印象。とは言え名瀑であることに変わりはないので、日光を訪れた際には、ぜひとも足を運んでみてほしい。シーズンはマジで混むからやっぱ公共交通機関がおすすめ。

早くも三大名瀑を2つ制覇してしまい、果たして次の百選は満足できるのか?? 次回、群馬・吹割の滝。

【滝百選】華厳の滝 訪問記録② ~喧嘩は旅の常

100taki.hatenablog.com

滝入口~滝


早くも滝が見えてきましたよ

東武日光駅を出たバスは、中禅寺湖のバスターミナルに到着。バスを降りて少し歩き、華厳の滝の駐車場に到着したのが10:15ころ。うっすら雨のせいか、人も車もまだまばら。
さっそく入場してもよかったのですが、有料の観瀑台じゃなくても滝は見えるということで、ちょっくら覗いてみることにしたのが、↑の写真。ちょうど斜め上から見下ろす感じで、少し距離はあるけど、さすがにこの滝の規模だとそんなの関係なしに迫力出ていますね。ぶっちゃけ、そんなに滝に強い興味がなければ充分満足できてしまうほどだけど、これは滝巡りの旅、可能な限り近くで観に行きます。

土産屋や出店で賑わう滝付近

華厳の滝の観瀑台は、入場料(570円)を払って中に入ると、エレベータで下って滝の下流近くまで降りられます。滝壺までは近づけないけど、滝の真正面から滝全体を見上げられる絶好のポジション。お土産屋も併設されているし、スペースも広めなので、ゆっくり時間をかけて滝見をできるでしょう。

霧雨か滝の飛沫か、霞がかかる滝

これが華厳の滝 落差、水量、形状、まさにこれぞ大滝といった風貌。特に水量については、ちょうど雨が降っていたということもあり普段より多めなのか、とにかく荒々しい印象を受けました。あいにくの雨なので滝の姿が少しぼやけていますが、これはこれで雰囲気出ていたかも。
なるほど…これが…日本三大名瀑ね…。なんかものたりねーな??という素直な感想を抱いてしまったのは、やはり前回の袋田の滝に心が囚われていたからか。 だってだって袋田の滝ってマジで滝の目の前で観瀑できるじゃん。華厳の滝は、それと比べると全然遠すぎるんよ!! いやね、近くで見ることだけが観瀑の良さではないし、少し引いて滝周辺の岩壁とあわせて景観を楽しむのも魅力なんだけど、唯一の比較対象が袋田の滝だけなもんだから、第一印象が「なんか遠くね」になってしまったんですよね。


友人ズ。最近はサッパリ連絡とってないけど元気かな

それが当時の感想だったんだけど、滝百選を一通り回ったいま思うのは、こんな最高なロケーションで物足りないとか贅沢言ってんじゃねーよこのボケ!! アホ!! ビールクズ!!ですね。滝と観瀑台の距離はおよぞ100m、これを遠いと思うか近いと思うかは人それぞれですが、そもそも綺麗な観瀑台が整備されている時点で百選の上澄みだし、そこで視界一面に滝を捉えられることがどんなに幸せなことか。遠望スポットなのに米粒くらいしか滝を視認できないことだってあるんですよ(八草の滝とか)。こうやって良くも悪くも感想がガラリと変わるのは、やはり滝巡りを繰り返してきたからこそで、我ながら感慨深いです。
ちなみに、この5年後、別の友人と改めて華厳の滝を訪れました(そのときは自動車で)。そのときの写真がこちら。


あれ、なんかめっちゃいいな?? 写真の画質の問題か、天気の違いか、なんにせよ初回に感じたもどかしさは一切なく、ただ単純に感動したことを覚えています。このときは滝百選も70くらい回っていた頃だったので、色んな意味で目が肥えていたのかも。うん、やっぱり華厳の滝は紛うことなき日本三大名瀑です。

ごはんとビール

という後年に抱いた感想はさておき、当時の滝ビギナー3人は「いやー普通にすごかったねー」という小学生並みの感想にて滝巡りが完了、腹ごしらえに移ります。ちゃんと探せば、有名な店や変わったものを出すお店もあったかもですが、天気も悪かったしそんなに歩けなかったので、近くにあった食堂に適当に突入。
前回に続き、また蕎麦とイワナ(鮎じゃなかった)の塩焼きを注文(今回は温蕎麦だけど)。なんで蕎麦を頼んだのかさっぱり忘れちゃったけど、あまりメニューが多くなかったのか、なんか消極的な理由で選んだことをうっすら覚えています。



ご尊顔

温蕎麦は…普通の味でした。いま見ると盛り付けもだいぶ適当感でいっぱい。でも、瓶ビールはいつでもどこでもンマイ。関東だとサッポロ扱っているお店って多くないイメージだから、みかけると頼んじゃう。

周辺観光

ごはんを食べ終わったのが12時過ぎくらい。早起き疲れと満腹感で、早くも家に帰りたい欲が出てきたけれども、ようやく空が晴れてきたので、周辺を散策。中禅寺に中禅寺湖。貸しボートにでも乗ろうかとも思ったけど、男3人だとろくな絵面にならないなということでスルー。いや学生時代なら乗ってたけど、俺たちもういい大人だからさ…。運動不足で漕ぎボートだと軽く死ねる。



まだ9月にもなっていないのに、赤とんぼが大量発

滝巡りをしていると、このような神社仏閣や城跡にも訪れることが多いんだけど、悲しいかな、自分は歴史に全然興味がなくて、情緒を感じるので精いっぱい。せっかく日本全国を回るんだったら、もっと滝以外にも興味を持てていればより良い旅になったのかなと、少しだけ後悔しています。まぁ栃木日光とか関東圏はいつでも再訪問できるんだけどね。せっかく和歌山まで行って那智の滝を見たのに那智大社に寄らなかった無礼者は絶対に自分だけだろという絶対の自信がある。マジで何考えてたの当時の自分…。

帰宅

中禅寺湖を一通り散策し、そろそろかしらね、ということで帰路へ着きます。来た道を来た乗り物で、寄り道せずに。帰りに日光東照宮でも寄って行こうかとも最初は考えていたけど、バス席の座り心地の良さでみんな眠気が爆発し、お開きの流れ。いろは坂の下りで、野生の鹿が見送ってくれたときだけ一瞬 目を覚ましました。バスの運転手さんが教えてくれたんだよね。
JR日光駅で電車に乗り込んだのが14:30くらい。自宅の最寄り駅に着いたのは17:00ころ。翌日に疲れが残らない時間に帰宅する、これぞ余裕ある大人の旅ですな。ちなみに翌日は日曜日で、出社日でも何でもないやつ。

旅の思い出

旅に出ると気持ちが浮付くのか、口が軽くなって普段は言わないこと言っちゃうよね。そして思わぬ口喧嘩に発展してしまうこともあるよね…。今回の旅にも、そんな一面がありました。いまとなっては喧嘩の理由が何だったか思い出せないなんてことはなくハッキリと覚えているんだけど、なんでそれでケンカになっちゃったんだろ?っていう些細な冗談がきっかけ。2人のケンカだったので、残ったひとりが絶妙に気まずそうだったのが、今でも不憫で面白くて申し訳なくて。駅で解散するときにはキレイさっぱり和解していたんだけど、あとになってこのメンバで集まると、いつも「そういや日光に旅行したとき、俺たち謎にケンカしたよね」と笑い話的に振り返ります。実際、滝よりもそのケンカした記憶の方が強烈に残っているんだけど、そんな旅の思い出があってもいいじゃない。

【滝百選】華厳の滝 訪問記録① ~出発できたことにまずは感謝

袋田の滝の素晴らしさを友人(寝坊ぶちかまし男)に伝えたところ、「そんなに良かったんなら、みんなで別の滝に行こうぜ!」となり、夏の小旅行計画を再度立てることになりました。今度は、新たにもうひとり会社の同期が加わり、3人旅。
自分が前回購入して使った青春18きっぷがまだ4日分余っていたので、ちょうどよいからそれ使って電車で日帰りで行けるところにすんべ、ということで候補地を検討。せっかくみんなで行くんなら滝以外にも観光したい、マイナーな滝で外れを引いても嫌だよね、等々。滝巡りというよりは普通の観光旅行として、今回は安全安牌のTHE・観光名所、日本三大名瀑である日光は華厳の滝を訪問することに決定しましたとさ。

下調べ

  • 日光にある(小学校のときに修学旅行で行ったぞ)
  • 観光名所なので、電車バスで行ける
  • 湖とか寺とか、周辺に他の観光名所もあるっぽい

3人とも綿密に計画を練るタイプではなかったので、現地までの交通手段だけ調べて、あとは見切り発車。観光地なので、多少の準備不足や忘れ物があっても、なんとかなるでしょう。
日光と言えば、小学生の修学旅行で日光東照宮に行った記憶が蘇る。他にも、日光江戸村東武ワールドスクエアなど、その辺の有名どころを回ったことが今でも覚えています。にゃんまげ。ただ、滝見をした記憶が全く無いんだけれども、当時行っていないのか、単に忘れているだけなのかは完全に謎。卒業アルバムでも見りゃ分かるかしら。
何にせよ、思い出も記録も残っていないので、華厳の滝は初訪問ということにして、2つ目の滝百選を目指します。

栃木の山奥。百名山である男体山のふもと

滝までの道のり

修学旅行のときはバス移動だったので、電車で向かうのは当然初めて。日光は、JR日光駅東武日光駅の2線が乗り入れていて、どっちも終着駅。今回は18きっぷを使うので、JR池袋駅からJR日光駅を移動します。駅からは路線バスが出ていて、滝の近くにあるバスターミナルまで直通。流石は日本一有名な滝、アクセスの良さは言うことなしですね。というか日光東照宮のおかげかな、滝というよりは。
袋田の滝のように、華厳の滝は完全に観光地化されていて、滝を間近で見るためには入場料を払う必要あり。施設前の駐車場付近からも滝の姿を見ることはできるけど、せっかく見るなら真正面から見上げたいよね。 所要時間は、電車で2時間半、バスで45分とそこそこかかる。ただ、日中やシーズンは道路混雑がひどいし、いろは坂の上り下りは運転に気を遣う(と思う)ので、お気軽バス旅行がおススメ。


地図のルートだと東武線利用になってるかも

バスを降りたら、5分歩けばすぐ滝が

出発~滝入口まで

3人とも住んでいるところは別だったけど、自分が所持する青春18きっぷを使うということで、集合場所は池袋駅。10年前なのでもはや忘却の彼方ですが、JR改札の前で集合して、3人そろって入場したはず(じゃないと18きっぷ使えないし)。もちろん、始発で集合な!! ということで、池袋駅に集まったのは朝6:30頃。参加者が増えてめっちゃ少し心配していたんだけど、今回は誰も寝坊することなく集まり、スタートを切ることができました。やったぜ。適当にコンビニ飯をほおばりつつ、電車に揺られます。早朝だとほぼ確実に電車に座れるのが嬉しいですね。何時間も立ちっぱはさすがにキツイし、やはり電車旅は始発に限る。
だべったり仮眠をとったり、JR日光駅に到着したのは9:00をまわったころ。JR駅の方はあまり周辺施設が少なく、バスターミナルや食事処は東部駅の方が充実していますね。東部駅までの少しの距離を歩き、さっそく滝へ向かうバスに乗り込みます。

東武日光駅の、2013年のストリートビュー。過去も遡れるのね

日光と言えば日光東照宮!を通り過ぎて、バスはいろは坂を登ります。窓から見える山あいの景色は絶景…なんだけど、今日はあいにくの曇り。バスターミナルに到着した頃には小雨となっていて、観光に支障はないけれど、ちょっとテンションダウン。そのうち晴れねえかな~と期待しつつ、まずは本日の目玉、華厳の滝へ移動します。
中禅寺湖を挟んで男体山を臨む。この数年後、別の友人と登山しました

次回、いよいよ滝へ。袋田の滝に続く三大名瀑の実力やいかに。

【滝百選】袋田の滝 訪問記録④ ~滝旅データ

100taki.hatenablog.com 前回の続き。各種情報のまとめ。

旅の記録

  • 訪問日:2014年8月
  • 天気:晴
  • 気温:平均27℃、最高34℃

訪問ルート

①【電車】池袋駅水戸駅袋田駅

②【徒歩】袋田駅~滝入口(入場券販売所)

行程表

都内住まいだと、電車片道4時間はやっぱり遠い

チェックポイント 場所 通過時刻 移動手段 補足
往路 出発 池袋駅 4:53 -
主要駅 水戸駅 6:58 電車
最寄駅 袋田駅 8:49 電車
滝入口 入場券販売所 9:20 徒歩
袋田の滝 9:30 徒歩
復路 袋田の滝 9:50 -
滝入口 観光街 10:00 徒歩 ランチはここで
最寄駅 袋田駅 11:10 徒歩
主要駅 水戸駅 13:01 電車
到着 池袋駅 15:16 電車

移動距離・時間

徒歩1時間なら小旅行にぴったりですな

手段 区間 距離 総時間 補足
徒歩 最寄駅から滝まで 6km 1時間ちょい
電車 出発から最寄駅まで 350km 7.5時間 乗換待ち時間を含む

実費

合計6000円くらい。18きっぷの有効消費に持ってこい

用途 金額 補足
電車 2300円 青春18きっぷ無しなら6000円
施設利用 300円 滝の入場料
ランチ 2500円 天ぷらそば定食と地ビール
軽食・ドリンク 800円

滝データ

№22・袋田の滝

  • 所在地:関東・茨城県久慈郡大子町
  • 大きさ:長さ120m、幅73m
  • 滝見場所:観瀑台から
  • 滝壺:行けない

詳細はこの辺
袋田の滝 - Wikipedia
袋田の滝 国名勝 日本三名瀑 茨城県大子町の代表的観光スポット | 大子町観光協会
【国名勝】袋田の滝・生瀬滝 | 大子町公式ホームページ

滝の魅力

臨場感、ワクワク感は随一

観点 個人的評価 ひとこと
インパク ★★★★★ 滝の荒々しさが目の前に。近いは正義
清涼感 ★★★★ 水しぶきが舞う観瀑台の居心地の良さ
秘境度 ★★ 観光地化されているのに、あふれ出す特別感

滝までの道のり

安心安全のTHE・観光地

観点 評価 ひとこと
訪問難易度 ★     老若男女問わず、安心安全
・滝までの距離 入口から徒歩10分。散歩感覚ですな
・勾配 ☆☆ 距離は短いけど、少しだけ登る
・道の荒れ具合 入場料ありの観光地だから舗装は完璧
・命の危険 気を付けるとしたら吊り橋くらい

施設

なんなら手ぶらでもOK

施設 最後にある場所 ひとこと
トイレ 滝入口
自販機 滝入口周辺
売店 滝入口周辺 お土産屋は行かなかったな。何か面白いものあるのかしら
食事処 滝入口周辺 最寄り駅周辺には何もなし

総評

日本三大名瀑の名に恥じぬスケール。周辺施設も充実しているので、誰もが安心して楽しめるでしょう。
都心から離れているのがネックだけど、ぜひ18きっぷと徒歩で旅してみてほしい。

記念すべき初の滝百選は、大満足の旅路に終わりました。次回、栃木・華厳の滝

【滝百選】袋田の滝 訪問記録③ ~最高の滝体験とはこのことよ

100taki.hatenablog.com 前回の続き。滝の最寄り駅である袋田駅を出発して、徒歩でのんびり滝入口を目指します。

滝入口~滝

駅から歩いて20分ほど。袋田の滝の案内表示はあちこちにあるので、迷うことはないでしょう。いつの間にか、あたりには駐車場、土産屋、食事処と、観光街の装いに。まだ朝9:30と早かったので人影はボチボチだけど、店の数や駐車場のキャパを見る限り、日中は相当賑わうだろうことが伺えます。

写真撮り忘れたのでgooglemap先生より。ストリートビュー便利すぎ

奥へ進んでも、滝の姿はまだ視界には入らず。ちゃんと施設入口からの正式ルートじゃないとたどり着けないのかな?とか考えつつ、はやる気持ちを抑えていざ入場。おひとりさま300円。どうやら数分歩けばもう滝まで到達できるようで、緩い坂道を登りつつ先へ進むと、
えぇ…なんでトンネル?? なんで洞穴の中に入るのか全くワケ分からんですよ。なんかこう…滝の裏っかわにでも到達するんだろうか。こちとら滝巡りは初めてなので、そういうものなのかを当時は思っていましたが、93ヶ所を訪問したいま改めて振り返ってみると、そんなのこの袋田の滝だけでした。
真夏だというのに若干の肌寒さを感じつつ歩いていくと、少しずつ音が聞こえてきました。滝の轟音が。

袋田の滝


おおっ!?

続きを読む

【滝百選】袋田の滝 訪問記録② ~茨城の最果てへ

100taki.hatenablog.com
寝坊と電車乗り換え誤りのダブルコンボで出発すらできなかった前回。日を改めて、再び袋田の滝を目指すことになりました。今回は友人との都合がつかなかったのでソロ旅です。
普通の滝ブログであれば、レンタカー借りるなどして車に乗ってパパパーと滝に到着して、いきなり滝周辺の情報から紹介が始まるのでしょうが、当ブログはちゃうのです。電車と徒歩で訪問するからには、それなりの下調べや準備が必要なのですよ。

下調べ

  • 滝の最寄りの袋田駅まで、片道4時間弱
  • 最寄駅からはバスが出ているらしい
  • 滝は観光地化されていて、入場料がかかる
  • 入場は朝8時から

もう10年前だし、ろくに記録も記憶も残っていないので、大体こんなもんだったかなーと思い返しながら。滝見が目的なので、交通手段と滝そのもの以外の情報は特に調べず、ライブ感を大事にするのが当初からのモットーです。まぁそれで乗り換えミスってりゃ台無しだがな!
しかし、鈍行とは言え4時間もかかるとは結構な距離。茨城県って東京に近いイメージだけど、袋田の滝は茨城の県北、福島県境に近い位置にあるので、そりゃ遠いわ。始発で出発しても滝到着は9時を超える予定なので、入場待ちをする必要はなさそう。ただ、他の観光客に先を越されてしまうのが残念。

茨城県って意外と縦長

滝までの道のり

当時、池袋駅の徒歩圏内に住んでいたので、スタートは池袋駅から。JRだと始発の時間が朝5時前後と早いので、ちゃんと起きられれば早めに出発できるのがよいですね。こういうイベント時の早起きは全く苦でなく、基本的に寝坊しないタイプです。
池袋駅から滝の最寄り駅までは、ざっくり電車で4時間。そこからバスで10分程度、下車してから徒歩10分で滝の入り口に到着するとのこと。


乗り換え少なめ。しかし急行ではないとはいえ、距離ありすぎて料金がお高い

バスを降りたら、そこはもう滝のお膝元の観光街

距離はあるものの、アクセスはかなり良好ですね。滝の入口近くまでバスで行けるのはお手軽。ただし、バスの本数は少ないので、待ち時間が多すぎるならタクシーか、思い切って徒歩でもよいでしょう。
電車区間はちょうど全部JRなので、青春18きっぷがあればぜひ使いましょう。往復6000円のところ、2410円と半額以下になりまっせ。

参考いろいろ

袋田の滝へのアクセス | 大子町観光協会
時刻表−袋田駅・常陸大子駅
袋田駅前-滝本[茨城交通]のバス路線図 - NAVITIME
タクシー | 大子町公式ホームページ
おトクなきっぷ:JR東日本

出発~最寄り駅まで

というわけで、いざ出発。山道を歩くわけでもない気軽な日帰り旅行なので、特に装備にはこだわらず、移動中の暇つぶしグッズだけ忘れずに。当時、ちょうど電子書籍を利用し始めたころで、Kindle Fire7で無料漫画を読み漁っていました。Fireシリーズ好きだったのに、今はもうなくなっちゃったのが悲しい。

続きを読む

【滝百選】袋田の滝 訪問記録① ~そもそも訪問できていない

袋田の滝にでかけよう! と友人を誘ったのが2014年7月。世間はサッカー・ドイツワールドカップで盛り上がってた頃でした。もう10年前かあ。
その友人とは入社以来の付き合いで、メシに遊びによくつるんでいたんだけど、日帰りとは言え遠出の旅行は初めて。車の免許は二人とも持っていたものの、ペーパードライバーだったので今回は電車で行くことに。夏が本格化するので気温も上がってきて頃だったこともあり、「人混みと暑さを避けるため、始発で出発しようぜ!」という若者感特有のノリで行程を決め、当日は明け方早々に集合することになったのでした。

で、案の定、寝坊をぶちかまして…。その友人が…。
電話に出ず、メッセージも既読がつかず。このままだと、今すぐ叩き起こしたとしても余裕で1時間はかかるし、それも希望的観測。待ちぼうけ食らうのを覚悟で、ひとまず集合場所の上野駅に向かうことに。

で、見事に乗り越えを間違えて…。自分が…。
確か日暮里駅からの乗り換えで上野駅に向かおうとしたんだけど、「上野って新幹線的だし、東京駅からもっと離れてて日暮里より北の方にあるよね」という謎の思い込みが発動。田舎出身の土地勘の無さと、都会の駅ホームの不慣れさの合わせ技で、あさっての方向に運ばれる俺。

それに気づいたときにはもうテンションだだ下がりですよ。相変わらず友人とは連絡取れないし、もう完全にやる気なくなって、滝は諦めて帰宅しました。その帰り道でようやく友人から寝坊報告があり、二人でやらかした感マックスで激萎え。結局その日は再集合することなく、お開き。解散!
家に着いたらちょうどワールドカップの日本戦がやってたので、適当に応援したあとフテ寝しました。

自分の最初の滝巡りはそんな悲しい出だしとなったのですが(というかそもそも巡れていない)、これに懲りずに後日ちゃんとリベンジを果たしたので、よほど滝に対するモチベーションがあったみたい。こんなの記事にするまでもねーよとも思ったけど、旅にアクシデントはつきものということで、これも思い出の一つとしてまとめてみました。次回はちゃんと滝までたどり着きます。 たどり着けませんでした。

【滝百選】百選アーカイブ~訪問日とひとこと

1つずつ滝を紹介していくつもりなんだけど、毎週1つずつ記事を書いていったとしても余裕で2年近くかかる計算なんだよね。 もたもたしてると自分の記憶が怪しくなっていく一方なので、まずはざっと記憶の整理がてら、訪問日とひとこと感想・思い出をまとめてみた。 こうやって振り返ると、滝そのものよりも、滝に至る道中の方が思い出に残っていることが多いよなー。それでいいのか滝ブログ。

名称 都道府県 市区町村 訪問日 ひとこと
1 羽衣の滝 北海道 東川町 2019/7 電動レンタサイクルで爆走100km
2 インクラの滝 白老町 2019/7 深い霧のなか、心の目で滝を見る
3 "飛竜"賀老の滝 島牧村 2019/7 エゾシカの親子が出迎えてくれました
4 流星・銀河の滝 上川町 - 車じゃないと流石に無理っぽい
5 アシリベツの滝 札幌市 - いや訪問したのよ。でもクマ出没で入場規制
6 オシンコシンの滝 斜里町 2012/8 学生当時、百選とか意識せずに訪問してた
7 くろくまの滝 青森県 鯵ヶ沢 2019/8 改修したばかりの道路を自転車で駆け抜ける
8 松見の滝 十和田市 2016/9 外界と完全に隔絶された秘境感が素晴らしい
9 不動の滝 岩手県 八幡平市 2015/8 神社境内の奥に位置する、神聖さ漂う滝
10 秋保大滝 宮城県 仙台市 2015/8 どストレートな迫力。滝壺に近いのもGOOD
11 三階の滝 蔵王町 2018/5 紅葉の名所なのに初夏に行く無頓着さよ
12 七滝 秋田県 小坂町 2018/9 雨のなか、合羽をまといしっぽり散策した思い出
13 茶釜の滝 鹿角市 - 近年も遭難者が出ている。覚悟が必要だ
14 法体の滝 由利本荘市 2018/10 映画釣りキチ三平のロケ地だったとか
15 安の滝 北秋田市 2016/5 積雪で道が塞がれていて詰みかけた
16 滑川大滝 山形県 米沢市 2015/10 秘境感ヤヴァイ。地元贔屓無しに一番好き
17 白糸の滝 戸沢村 2017/9 対岸からしか見れなくて残念。鳥居が映える
18 七ツ滝 鶴岡市 2017/9 山形県民にはお馴染み、月山のお膝元
19 乙字ケ滝 福島県 須賀川市 2015/9 6mは最小落差、でもこの猛々しさよ
20 三条の滝 檜枝岐村 2018/8 三県にまたがる尾瀬高原。そこにある名瀑
21 銚子ケ滝 郡山市 2017/9 滝壺で出会った女性は元気にしてるだろうか
22 袋田の滝 茨城県 大子町 2014/8 全てはここから始まった。さすが三大瀑布
23 華厳滝 栃木県 日光市 2014/8 知名度バツグン、日本の滝といえばこれ
24 霧降の滝 日光市 2017/8 華厳の滝の陰に隠れがち。日光山名瀑
25 吹割の滝 群馬県 沼田市 2014/9 百選の変わり種。滝の奥深さを感じる
26 常布の滝 草津町 2018/7 有名な草津温泉、にあるほぼ無名の滝
27 棚下の不動滝 渋川市 2017/8 滝裏が大きく抉られて、中に入ることができる
28 丸神の滝 埼玉県 小鹿野町 2015/6 初めての山道散策。ほったからし感が好き
29 払沢の滝 東京都 檜原村 2015/7 都内唯一の百選。滝初心者にこそ勧めたい
30 早戸大滝 神奈川県 相模原市 - 百選最難関と評判。行きたいけど行きたくない
31 洒水の滝 山北町 2015/4 いいんだよ。いいんだけども少し近くに寄らせて
32 七ツ釜五段の滝 山梨県 山梨市 2015/8 初の本格ハイキング。もはや滝見はオマケ
33 北精進ケ滝 北杜市 2018/9 日帰りで行ける滝もこれが最後、とか思ってた
34 仙娥滝 甲府市 2017/8 観光客で賑わう。プチハイキングが楽しめる
35 鈴ヶ滝 新潟県 村上市 2018/10 滝見のあと、村上城跡でのんびり昼寝してた
36 苗名滝 妙高市 2018/10 朝焼けに虹がかかる、美しい滝が見れました
37 惣滝 妙高市 2015/9 滝壺に行くのは命がけ。足を滑らせたら死ぬ
38 称名滝 富山県 立山町 2016/8 落差日本一。滝を語るに外せない雄大
39 姥ケ滝 石川県 白山市 2016/8 自動車の有料道路じゃないと行けない。オワタ
40 龍双ケ滝 福井県 池田町 2016/8 帰りの交通手段がなくなって死ぬほど歩いた
41 米子大瀑布 長野県 須坂市 2018/10 季節限定のシャトルバスに乗って行こう
42 三本滝 松本市 2015/9 最高標高の滝。山と自然を満喫せよ
43 田立の滝 南木曽町 2018/7 山道で謎の獣と遭遇。野生のカモシカでした
44 根尾の滝 岐阜県 下呂市 2021/10 台風で橋が流されてたなんて。後年にリベンジ
45 平湯大滝 高山市 2018/7 圧倒的水量。大滝の力強さを知らしめよ
46 養老の滝 養老町 2017/11 改元1300年記念祭の真っただ中の訪問
47 阿弥陀ケ滝 郡上市 2016/8 滝の裏側に回れる。誰かがドローン飛ばしてた
48 安倍の大滝 静岡県 静岡市 2017/9 温泉街にある。滝見の帰りには浸かっていこう
49 浄蓮の滝 伊豆市 2016/7 安心安全の観光スポット。わさびビールを飲め
50 白糸の滝+音止めの滝 富士宮市 2014/11 静と動が魅せる技。プチ観光地の良さ
51 阿寺の七滝 愛知県 新城市 2016/8 小さいカニが大量発生してた
52 布引の滝 三重県 熊野市 2020/9 名の通り、白い布を引いたような美しさ
53 赤目四十八滝 名張市 2016/6 渓谷を散策する。サンショウウオもいるよ
54 七ツ釜滝 大台町 - なんか船に乗って登山口まで行くらしいぞ
55 八ツ淵の滝 滋賀県 高島市 2016/6 岩場が険しく、全部回るのは大変かも
56 金引の滝 京都府 宮津市 2016/6 住宅街にひっそり佇む。清涼感がたまらない
57 箕面 大阪府 箕面市 2016/6 憩いの観光地。でも坂道がえっぐい
58 原不動滝 兵庫県 宍粟市 2021/9 バスを乗り継ぎ2時間。道の駅を拠点に挑め
59 猿尾滝 香美町 2019/8 バス下車徒歩15分の良アクセス
60 天滝 養父市 2019/8 炎天下のなか、脱水症状で死にかけた
61 布引の滝 神戸市 2016/6 新幹線駅から徒歩10分で行けるお手軽さ
62 双門の滝 奈良県 天川村 - とにかく道中がヤバいという情報しか出てこない
63 不動七重の滝 下北山村 2016/6 これ徒歩とバスで行ったの絶対に俺だけでしょ
64 笹の滝 十津川村 2020/9 滝壺の岩場がツルッツル。圧倒的水量と飛沫
65 中の滝 上北山村 2020/9 最大級のアクシデント(×2)に見舞われる
66 那智滝 和歌山県 那智勝浦町 2016/6 歴史と伝統、神々しさ。最高峰の一本滝
67 桑ノ木の滝 新宮市 2016/6 幹線道路からちょっと足を延ばせば辿り着く
68 八草の滝 白浜町 2020/9 いくらなんでも遠望が過ぎる。全容が分からん
69 大山滝 鳥取県 琴浦町 2019/8 キャンプ場の奥にある。遊歩道はしっかり整備
70 雨滝 鳥取市 2016/8 滝の飛沫を全身に感じられるロケーション
71 壇鏡の滝 島根県 隠岐の島町 2019/8 まず島に行くのが時間的・心理的に難しい
72 龍頭八重滝 雲南市 2017/4 少し離れた2か所にある滝が合わせて選出
73 神庭の滝 岡山県 真庭市 2016/9 歩道が整備された公園。鍾乳洞もあるよ
74 常清滝 広島県 三次市 2016/9 googlemapに騙されて迷子になりかけた
75 寂地峡五竜の滝 山口県 岩国市 2016/9 ローカル線の終着駅。5つの滝を巡れ
76 大釜の滝 徳島県 那賀町 2019/9 大雨に振られてカメラがお釈迦になった
77 轟九十九滝 海陽町 2016/7 四国の最果て。修験場のような険しさよ
78 雨乞の滝 神山町 2016/7 鎖をつたって上段の滝壺へ行くのだ
79 雪輪の滝 愛媛県 宇和島市 2016/7 緩斜面を流れる。滝のそばで寝転んでいたい
80 御来光の滝 久万高原町 2021/9 ロードレース大会により通行止めを喰らう珍事
81 龍王の滝 高知県 大豊町 2016/7 水分不足で死にかけた思い出しかない
82 轟の滝 香美市 2019/9 東屋から臨む滝。居心地の良さが好き
83 大樽の滝 越知町 2016/7 市街地から徒歩で行けるアクセスの良さ
84 観音の滝 佐賀県 唐津市 2017/8 ついに九州進出。眼病治癒祈願の由来あり
85 見帰りの滝 唐津市 2017/8 見返りじゃなく見帰り。ほどよい田舎感が好き
86 四十三万滝 熊本県 菊池市 2020/10 菊池渓谷で見られる滝の一つ。清涼感満載
87 栴檀轟の滝 八代市 2020/10 滝壺で、著名人がローカルTVの収録してた
88 数鹿流ヶ滝 阿蘇 2020/10 地震で崩壊した道路が復旧し、再びお目見え
89 鹿目の滝 人吉市 2017/8 切り立った岸壁が特徴的。滝壺まで行ける
90 東椎屋の滝 大分県 宇佐市 2017/9 綺麗な一本滝。そこそこ賑わってた
91 原尻の滝 豊後大野市 2017/9 東洋のナイアガラ。本家には劣るが迫力あり
92 震動の滝 九重町 2021/9 日本最大の吊橋から臨む絶景
93 西椎屋の滝 玖珠町 2020/10 ダム建設前はもっと景観が良かったんだとか
94 関之尾滝 宮崎県 都城市 2017/8 甌穴群でも有名。吊橋がいい味出してる
95 矢研の滝 都農町 2017/8 名前も由来も格好良い。記念すべき50ヶ所目
96 行縢の滝 延岡市 2020/10 カメラがぶっ壊れてて写真がろくに残っていない
97 真名井の滝 高千穂町 2020/10 ボートに乗ろうと思ったら予約満杯で断念
98 龍門滝 鹿児島県 姶良市 2017/8 幅広の岩肌を伝う様子は、まさに門
99 大川の滝 屋久島町 2023/2 島一周のバスツアーで訪れるのがお手軽です
100 マリユドゥの滝 沖縄県 竹富町 - 西表島。いつかバカンスついでに立ち寄りたい

滝百選との馴れ初め

「日本三大瀑布(ばくふ)って知ってる?」そう言ったのは確か会社の同期でした。
幕府に三大なんてあったっけ??という渾身の解釈誤りをしたかどうかは忘れたけれども、瀑布(=滝)なんて言葉、普通に暮らしてたらまず聞かないじゃん。そいつが言うには、日本に数ある滝のうち最も有名な、栃木の華厳の滝、和歌山の那智の滝、茨城の袋田の滝を三大瀑布とか三大名瀑と呼ぶそうで、滝に1㍉も興味の無かった当時の自分にとっては、どれも初めて聞くものばかり。
「その3つの滝は全部行ったけどどれも良かったよ、ぜひ今度行ってみたら」と、次の夏休みはどう過ごそうか~なんて他愛もない会話のなかで薦められたのが10年前。

へー、そういう滝があるのか、暑い夏に涼を取るにはいいかもね、そうやって汗をかいた後のビールはさぞかし美味いだろう、と最初は些細な興味しかなかったのですが、それでも何か琴線に触れたような記憶があります。
上京して1年、ようやく東京の暮らしにも慣れてきた頃。とは言え、これといった趣味もなく、日々の仕事に忙殺される毎日。ちょっくら遠出して、都会の喧騒から抜け出してリフレッシュしてきますか! と思い立ち、暇をしていた友人を誘って、ほどよい田舎感の漂う、茨城は袋田の滝へ向かうのでした。

そんな軽い気持ちで訪れた袋田の滝。もうね、めっちゃ良かった。もう一目見た瞬間にビビっときて、こんなスゲー滝が他にもあるなら、三大瀑布の残りも行かねば! でも和歌山は遠くて行きにくいし、っていうか有名な日本の滝って何がどれくらいあるの? ググってみよ。
日本の滝百選ってのがあるのか! 全国各地の有名どころが揃ったこれなら、どれも素晴らしいものに違いないよね。それじゃ、まずは近場の滝から回っていこうかしら。

そして始まった、本格的な滝巡り。最初から100ヶ所全部を制覇しようとは到底考えていなかったけど、まぁどうせ休みの日はヒマだし、出不精の自分が日本全国を旅する理由付けにはなるかなとコツコツ続けていくうちに、気がつけばいつの間にか93もの滝を訪れていました。
そんなことで、滝巡りは名実ともに自分の趣味となり、ことあるごとにそんな話をしていたのですが、あるとき身内に言われたのです。「結構な数を回っているし、せっかくならブログで体験談の公開でもしてみたら? っていうか、自動車を一切使わずに徒歩と電車バスだけでそんな頭おかしいことしてるの、たぶん他にいないよ」

そこまで持ち上げてくれるならやるしかないやんけ! ということで始めてみます滝ブログ。
過去の訪問記録を振り返りつつ、残り7つの滝百選を巡るときには、その様子も綴って行けたらよいなと。まぁそのうち3つくらいは滝を拝むのも命がけな秘境にあるらしく、ぶっちゃけ行くかどうか迷っているのですが、ここまで来たら百選を踏破したいとは思っているので、このブログを続けていくなかでモチベーションを高めつつ自ら退路を断っていきたい。

滝の写真って撮るのが難しいのよね