トホタキ ~滝壺男はビールクズ

徒歩と公共交通機関で巡る日本の滝100選

【滝百選】袋田の滝 訪問記録② ~茨城の最果てへ

100taki.hatenablog.com
寝坊と電車乗り換え誤りのダブルコンボで出発すらできなかった前回。日を改めて、再び袋田の滝を目指すことになりました。今回は友人との都合がつかなかったのでソロ旅です。
普通の滝ブログであれば、レンタカー借りるなどして車に乗ってパパパーと滝に到着して、いきなり滝周辺の情報から紹介が始まるのでしょうが、当ブログはちゃうのです。電車と徒歩で訪問するからには、それなりの下調べや準備が必要なのですよ。

下調べ

  • 滝の最寄りの袋田駅まで、片道4時間弱
  • 最寄駅からはバスが出ているらしい
  • 滝は観光地化されていて、入場料がかかる
  • 入場は朝8時から

もう10年前だし、ろくに記録も記憶も残っていないので、大体こんなもんだったかなーと思い返しながら。滝見が目的なので、交通手段と滝そのもの以外の情報は特に調べず、ライブ感を大事にするのが当初からのモットーです。まぁそれで乗り換えミスってりゃ台無しだがな!
しかし、鈍行とは言え4時間もかかるとは結構な距離。茨城県って東京に近いイメージだけど、袋田の滝は茨城の県北、福島県境に近い位置にあるので、そりゃ遠いわ。始発で出発しても滝到着は9時を超える予定なので、入場待ちをする必要はなさそう。ただ、他の観光客に先を越されてしまうのが残念。

茨城県って意外と縦長

滝までの道のり

当時、池袋駅の徒歩圏内に住んでいたので、スタートは池袋駅から。JRだと始発の時間が朝5時前後と早いので、ちゃんと起きられれば早めに出発できるのがよいですね。こういうイベント時の早起きは全く苦でなく、基本的に寝坊しないタイプです。
池袋駅から滝の最寄り駅までは、ざっくり電車で4時間。そこからバスで10分程度、下車してから徒歩10分で滝の入り口に到着するとのこと。


乗り換え少なめ。しかし急行ではないとはいえ、距離ありすぎて料金がお高い

バスを降りたら、そこはもう滝のお膝元の観光街

距離はあるものの、アクセスはかなり良好ですね。滝の入口近くまでバスで行けるのはお手軽。ただし、バスの本数は少ないので、待ち時間が多すぎるならタクシーか、思い切って徒歩でもよいでしょう。
電車区間はちょうど全部JRなので、青春18きっぷがあればぜひ使いましょう。往復6000円のところ、2410円と半額以下になりまっせ。

参考いろいろ

袋田の滝へのアクセス | 大子町観光協会
時刻表−袋田駅・常陸大子駅
袋田駅前-滝本[茨城交通]のバス路線図 - NAVITIME
タクシー | 大子町公式ホームページ
おトクなきっぷ:JR東日本

出発~最寄り駅まで

というわけで、いざ出発。山道を歩くわけでもない気軽な日帰り旅行なので、特に装備にはこだわらず、移動中の暇つぶしグッズだけ忘れずに。当時、ちょうど電子書籍を利用し始めたころで、Kindle Fire7で無料漫画を読み漁っていました。Fireシリーズ好きだったのに、今はもうなくなっちゃったのが悲しい。

2014年8月、真夏と言えど、始発の時間はまだ日が昇る前で真っ暗。青春18きっぷに最初の判を押してもらい、夏の旅が始まりました。池袋駅は最寄りなので流石に慣れたもんですが、前回に大失敗した日暮里駅の乗り換えは慎重に。同じ失敗を繰り返さないのがイケてる社会人だ。途中、水戸駅あたりでコンビニ朝飯を済ませつつ、ひたすら袋田駅を目指します。って言っても電車移動なんで、寝てるか景色を眺めるか読書するしかやることなくて、語ることが何もねぇ。水戸駅を少し離れた途端に一気に田舎風景になったのだけうっすら覚えてる。


そして到着した袋田駅。時刻は朝9時前、じわじわ気温が上がってきたころ。水戸駅を出た辺りではうっすら曇りだったのですが、見事な快晴。記念すべき最初の滝訪問を祝福してくれていますね!! 前回はノーカン!!
それにしても、この田舎駅感がたまんないですねぇ。自動改札があったかどうかは忘れましたが、青春18きっぷならそんなの関係ねぇので分かりやすい。バス停は駅の目の前なので、迷うことはないでしょう。自販機もあるのでここでドリンク調達してもよいですが、滝近くでも買えます。

最寄り駅~滝入口まで

さて、まずは滝入口を目指そう。電車でここまで来たのなら、バスに乗って向かうのがセオリーですが、次のバスの時刻…というか始発が10:37とのこと。いま9時なので、約1時間半も先。いやそんなに待ってらんねーわ!と徒歩で行くことにしました。グーグルマップ先生によれば歩いて30分ちょいなので、その方が早く滝に辿り着けるし、お金もかからないし。タクシー呼ぶほどの距離でもないしね。ただ、いま思うと、この「効率を追求して徒歩で行く」のポリシーは、この最初の袋田の滝で早くも決定づけられた気がするのですが、良くも悪くも今後、このマイポリシーに縛られることになるのです。

それはさておき、久々の田舎道ということでテンション上げつつ、のんびり歩いて向かいます。それなりに気温は高かったものの、今のうちに汗をかいておいた方が昼メシんときにうまいビールが飲めるよね! のポジティブ精神で。
 
滝はまだ先なのに、駅近くに石碑

今回はここまで。次回、やっと滝に到達します。滝ブログなのになかなか滝が出てこない。